科学ワンダーランド

東北大学附置研究所等一般公開 | 片平まつり2017

東北大学

2017年 10/7(土)・8(日)

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科学のおはなし 30分でわかる科学の不思議シリーズ

ロケットの不思議

~大きくて重たいロケットが遠くまで飛ぶヒミツ~

ロケットは宇宙という未知の世界に人を運んでくれたり、遠い星の調査をする人工衛星を飛ばしたりと、とても重要な役割を持っています。
ロケットの大きさや重さは様々ですが、アメリカのスペースシャトルは約2,000トン(ゾウだと約500頭分!)もの重さになります。こんなに重いものが空高く飛んで行くなんて、とっても不思議ですよね?ロケット打ち上げの時に下からモクモクと煙や炎が見えますが、これが宇宙まで飛んでいくための最初の力です。風船を膨らませてから手を離すと、吹き出す空気の反動の力で風船は飛んでいくのと同じ原理です。これを推力といい、ロケットでは空気の代わりに高圧の燃焼ガスを噴射させています。高圧で高温の状態になるので、ロケットはそれに耐えられる素材でなければいけませんし、効率よく燃料を噴射させる装置や長い形のロケットの姿勢を整える装置、さらには過酷な宇宙環境でも壊れないシステムなどなどロケットにはたくさんの技術や知識が詰まっています。講演では、ロケットが飛ぶ基本的な原理を説明し、現在の最新ロケットについてもお話します。

小宮先生からメッセージ

片平まつりではペットボトルでロケットを作り、発射する実験を行います。いつも見慣れているペットボトルで簡単にロケットが作れますよ。楽しく作りながら、ロケットの発射の仕組みについて、一緒に学びましょう。身近なものを使って実験をすることによって、いろいろな現象や仕組みのヒントを得られたり、もっともっと不思議に思うことが出てくるかもしれません。科学には不思議がいっぱいです。科学ワンダーランドで会いましょう!

小宮 敦樹 准教授
流体科学研究所

キャラクターからクイズ