科学ワンダーランド

東北大学附置研究所等一般公開 | 片平まつり2017

東北大学

2017年 10/7(土)・8(日)

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科学のおはなし 30分でわかる科学の不思議シリーズ

災害医療のヒミツ

~緊急時の医療が大進化!~

大きな災害が起きると、けが人や病人がたくさん病院に来て、患者さんでいっぱいになってしまいます。場合によっては、病院としての役割を果たせない状態で診療しなくてはならないこともあります。
日本は地震だけでなく、台風や洪水などの自然災害が多い国ですが、災害時に必要なものはなんでしょうか?いろいろあると思いますが、その中の一つに災害医療のプロフェッショナルであるDMATという災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)の存在があります。
医師、看護師のほか調整員の4、5名のチームで動くDMATはいち早く被災地に入り、48時間の救命活動にあたります。どの患者さんを先に助けるか、患者さんをどこに移送するのか、混乱の中でいかに効率よく治療を進めるのかが、DMAT隊員の役目であり、一人でも多くの命を助けることが使命なのです。

佐々木先生からメッセージ

2011年の東日本大震災の時、私は外科医として働いていました。非常事態の中でたくさんの患者さんを診療している時に、災害に立ち向かうためには、よりよい医療システムを作り、医療現場を混乱させないということが多くの命を救うことにつながると思ったのです。今は災害下での医療システムを作ることを研究しています。

佐々木 宏之 助教
災害科学国際研究所

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