科学ワンダーランド

東北大学附置研究所等一般公開 | 片平まつり2017

東北大学

2017年 10/7(土)・8(日)

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科学のおはなし 30分でわかる科学の不思議シリーズ

ひこうきの不思議

~火星にひこうきが飛ぶかも!~

地球から5500万キロも離れている火星は赤い惑星といわれ、たくさんの国が調査を進めようとしています。私の研究は火星の調査をするための飛行機を飛ばすこと。
飛行機なら険しい地形にも対応できますし、より広い範囲を探索することができます。
しかし、火星で飛行機を飛ばすためには地球で飛行機を飛ばすことに比べて33倍も揚力(飛行機がうくためのちから)が必要になるのです。このため飛行機はものすごく軽くしないといけないのと、ものすごく性能の良い翼(つばさ)を開発することが必要となります。わたしたちは、この翼の形を決めるのにスーパーコンピューターや火星風洞(火星の風の流れを再現できるそうち)を使って、研究をしています。

永井先生からメッセージ

子供の頃から宇宙に興味があり、宇宙飛行士や宇宙を研究する仕事につきたいと思っていました。火星で飛ばす飛行機は世界でまだ誰もチャレンジしたことがありません。火星には地球のように山や谷がありますので、ローバーでの探索には限界があります。飛行機で火星探査をすることができたら、火星への移住計画が可能になるかもしれません。もちろん、火星に飛行機が飛ぶのは世界で初めてです。世界一を目指します!

永井 大樹 教授
流体科学研究所

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