科学ワンダーランド

東北大学附置研究所等一般公開 | 片平まつり2017

東北大学

2017年 10/7(土)・8(日)

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科学のおはなし 30分でわかる科学の不思議シリーズ

片平の建物の不思議

~東北大学110年のあゆみ~

片平キャンパスは110年前に東北大学が誕生した場所で、今年5月、キャンパスは『都市景観大賞特別賞』を受賞しました。古い建物を活用しながら、新しい建物と調和させていることなどの理由で受賞したわけですが、さらに7月にはキャンパス内の建物が『登録有形文化財』に答申されました。もともと医学専門学校だった2つの建物のほかに、旧制高校の書庫だった場所、大学の化学教室だった場所、そして、以前は図書館だった東北大学史料館の全部で5つが登録となりました。仙台の街中は戦争のときに空襲にあい、たくさんの建物が焼けて、なくなってしまったのですが、これらの建物は今でも残っていて、当時の景色の一部を今でも見ることができます。長い歴史の中で、改装されたり、新しい建物が隣に建ったりしていますが、昔のままの建物を使えることはとても特別なことだと思いませんか?昔の建物はなくなってしまうと、もう二度と作ることはできません。大切に守らなくてはいけない宝ものなのです。

加藤先生からメッセージ

東北大学史料館は大学の貴重な記録を保管・展示する、日本で初めて作られた大学アーカイブズです。90年以上前に図書館として作られた建物は、今は展示室となっていて、あの有名なアインシュタインが東北大学を訪れた時のサインや、日本で初めて女子学生を受け入れたときの書類などもあります。片平まつりでは特別に当時の学生服を着て変身することもできますよ。
また、日曜日には片平キャンパスの建物を実際に回るツアーもありますのでぜひ参加してみてくださいね。

加藤 諭 准教授
学術資源研究公開センター
史料館

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