東北大学 附置研究所等 一般公開 片平まつり2023

特別企画

開催場所:片平さくらホール

特別企画は東北大学が誇る気鋭の研究者たちによる講義やトークセッションです。ここでは、大人の皆様の知的好奇心に正面から応える良質な講義の場を用意しました。秋のひと時、宇宙探査や最新顕微鏡、人類学や気候変動といった科学の話に耳を傾けて見ませんか?東北大学で最も長い歴史を持つ片平キャンパスの100年を超えるあゆみについてのトークセッションもありますよ。
当日会場内では写真や動画撮影が行われる予定で、会場内のお客様が映り込む場合があります。
それらはイベント終了後の広告物などに露出/掲載される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
9:00〜9:45
シン・宇宙探査 ―空気の流れを使った惑星探査の新しい方法― 流体科学研究所
近年、地球から遠くはなれた深宇宙(火星や木星,遠くの銀河など)の探査が注目されています。流体科学研究所では、「りゅうたいのちから」で行うシン(新/深)宇宙探査の手段を研究しています。講演では、「はやぶさ」のようなサンプルリターンカプセルや火星飛行機の研究について話しをします。
定員:100名
対象:一般
10:00〜10:45
仙台と片平キャンパスのあゆみ ブラカタヒラ 金属材料研究所
東北大学史料館 加藤諭先生と金属材料研究所所長 佐々木孝彦先生によるトークセッション。
東北大学片平キャンパスは、東北大学発祥の地です。現在、大学本部や金属材料研究所などの研究所群が設けられています。仙台の中心市街地にありますがオープンで緑豊かな空間として市民の皆さんが自由に散策できる憩いの場所となっています。このキャンパスのあちらこちらには、仙台・片平の地で100年を越える大学の歴史を彩ってきた植栽、建物、記念物が点在しています。仙台出身のナビゲーター二人が皆さんと一緒にキャンパス内を(スライドで見ながらですが)ブラブラ巡りながら、片平キャンパス豆知識、雑学をご紹介します。
定員:100名
対象:一般
11:00〜11:45
「巨大な顕微鏡ナノテラス」&「クライオ電子顕微鏡」のサイエンス 多元物質科学研究所
国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)
巨大な顕微鏡と呼ばれる放射光施設「ナノテラス」、マイナス196℃で生体分子を観察するクライオ電子顕微鏡。それぞれを使った最先端のサイエンスをわかりやすくお話します。
定員:100名
対象:一般
12:00〜12:45
身近なバイオマスを出発材料として電池用電極触媒にリサイクル 材料科学高等研究所 (AIMR)
近年の環境問題から地球規模で廃棄物質を減らす努力がなされていますが、ホヤ由来のセルロース・ナノファイバーやブタの乾燥血粉など、身近な廃棄バイオマスを出発材料として選び、これらを混合・焼成することで、熱分解により炭素材料系電極触媒を開発に成功しリサイクルした例を紹介します。
この電極触媒はレアメタルを必要とせず安価で、酸素の発生反応や還元反応に利用できることから多機能かつ高性能な触媒として大きな可能性を秘めています。
当日は、開発成功に至った秘話や実際の発電実験を披露します。
定員:100名
対象:一般
13:00〜13:45
なぜ私は大学で研究者になったのか 電気通信研究所
講演者:
平本薫 助教 (電気通信研究所)
大塚 朋廣 准教授 (電気通信研究所)
Soyoung Baek 助教 (電気通信研究所)
本講演では、大学教員・研究者というキャリアを身近に感じてもらうべく、電気通信研究所の新進気鋭の若手研究者が、大学教員・研究者になった経緯について話します。
定員:100名
対象:一般
14:00〜14:45
よみがえる顔立ち
〜人類学で探る!時代を彩った指導者たち〜
学際科学フロンティア研究所
講演者:波田野悠夏 助教(学際科学フロンティア研究所)
「個人の生活史」は亡くなって骨になったあとにも必ず残されます。演者は「復顔」という法人類学的手法を用いて、骨の持ち主の「顔」に迫ってきました。本講演では歴史上の指導者だった人々に焦点を当て、骨や歯から得られた情報を通じ先祖の姿を探っていきます。
定員:100名
対象:一般
15:00〜15:45
北極の気候変動と先住民社会 東北アジア研究センター
講演者:高倉浩樹教授(東北アジア研究センター)
気候変動の影響は、中低緯度と比べて高緯度である北極においてより顕著な現象となって現れています。この講演では、特に永久凍土に焦点をあて、凍土融解が北極の人間社会に何をもたらしているのかを文理融合的観点からご紹介。特に気候変動がシベリアの先住民社会にどのような影響を与えているのか、人類史的視点と気候災害的視点双方の観点から考察します。
定員:100名
対象:一般
16:00〜16:45
健康な身体づくりへー免疫細胞を調べてみよう 加齢医学研究所
免疫細胞に関する講演のほか、研究室内や普段の研究を紹介します。また、免疫細胞を見分けるフローサイトメトリー方法の説明とその実験の様子も動画でお見せします!
定員:100名
対象:一般